SEO対策⑷
インデックス最適化

MAY 24 , 2015 • by Shin Murakami

インデックス最適化

SEO対策(4)インデックス最適化

インデックス最適化は、検索エンジンのランキング決定プロセスにおいてとても重要だ。どれだけ素晴らしいコンテンツを作成しても、Googleが適切に評価してくれなければ、上位表示されない可能性があるからだ。
ここでは、適切なコンテンツの評価を促すインデックス最適化のポイントを紹介していく。より良い評価を促す方法でもなければ裏技のような方法でもない、正しく本来あるべき順位に表示させるために行う施策だ。それでは見ていこう。

4−1.タイトルタグを最適化する

タイトルタグ(titleタグ)は、インデックスを最適化するために重要視されているhtmlタグの一つだ。
検索エンジンは、タイトルタグに囲まれたテキストが、そのページ内容を最も適切に表しているという前提でアルゴリズムを組み立てている。そのため、そのページの内容を最も簡潔かつ具体的に表すタイトルをつけている場合は、そのページは適切に評価されて検索順位でも有利な結果を得られやすくなる。一方、そのページの内容と違うページタイトルをつけてしまった場合は、それだけで大幅に検索順位が下がることもある。タイトルタグの設定に関する詳細は「タイトルタグのSEO効果と読まれるタイトルの書き方」で解説しているのでぜひ目を通しておくことをおすすめする。

補足
タイトルのつけ方次第で、クリック率を高めることができる。クリック率が上昇すると、掲載順位が改善される傾向にもあるため、私たちはタイトル作成を重要度の高い施策と位置付けている。

4−2.URLを最適化する

サイトのURL構造はできる限りシンプルにし、論理的でありながらユーザーが理解できるように構成しなければいけない。つまりアルファベットや数字の羅列のようにせず、意味のある単語で構成されたURLにしなければいけない。

参考:シンプルなURL構造を維持する
以下のURLを見ていただけば違いは一目瞭然だろう。
https://d2flat.com/?p=123
https://d2flat.com/how-to-use-wordpress
後者のように、意味のわかる単語で構成されたURLを設定しよう。この設定であれば「WordPressの使い方が書かれている」ということが認識しやすい。これはユーザーにとっても検索エンジンにとって内容を把握しやすいため有益だ。
なお、Googleはアンダーバーではなくハイフンで単語を繋ぐことを推奨している。

4−3.見出しタグを最適化する

見出しタグ(hタグ)を適切に設定することは、ユーザービリティだけでなく検索エンジンにコンテンツの構成を正しく伝えることに影響する。つまりページの内容が伝わるわかりやすい見出しを付けることが大切だ。

参考:Google検索の仕組み|Search Console ヘルプ
たとえば本章の見出しは以下のようになっている。
SEO対策(4)インデックス最適化 タイトルタグを最適化する URLを最適化する 見出しタグを最適化する 画像を最適化する インデックス不要なページはnoindexを記述する 「何を」「どうすれば良いか」が端的に書かれており、要点が直感的にわかる良い見出しの例だ。では次のような見出しはどう感じるだろうか。 なぜインデックス最適化が大切なのだろうか タイトルタグはSEOに効果があるのか URLを最適化とは 見出しタグに関するGoogleの見解 画像の重要性 noindexについて 率直にわかりにくいと感じないだろうか。何を言いたいのかがわかりにくいし、表現もバラバラで結論が一切見えてこない。見出しタグはとにかくわかりやすく整理して設定することが重要だ。 そして、見出しタグの設定で注意すべきことが3つある。

ページの階層構造をわかりやすく伝えるために使用すること

見出しタグを使うことで見た目にも変化をつけることができるが、見た目の変化を目的として使用することは避けよう。あくまでもページの階層構造をわかりやすく検索エンジンやユーザーに伝えるために使用すべきだ。

見出し1(h1)は1ページ1つにすること

実はh1タグは複数設定することが可能だ。ただ、h1タグを複数設定した方が良いシーンは考えられない。H1タグはそのページ全体を象徴するものだし、1ページ1つの設定にしておくべきだろう。

見出しタグの順番は守ること

見出しタグはh1〜h6まであるが、<h1>の次に<h4>が来たり、<h2>の次に<h6>が来るような不規則な順番にしてはいけない。実はGoogleのジョン・ミューラーが「厳密に正しい順番である必要はない」と答えているのだが、ユーザーや検索エンジンにわかりやすく階層構造を伝えるため、という目的と考慮すると、適切な順番を守るに越したことはないだろう。
見出しタグの具体的な設定方法については「見出しタグの使い方と絶対に知っておくべき注意点」を確認しよう。

4−4.画像を最適化する

画像の投稿で設定すべき項目は以下の2つだ。

  • 固有のファイル名を設定する
  • alt属性を設定する
  • ファイル名は “image1.jpg” や “1.png”のような便宜的なものにしてはいけない。その画像ファイルが何を意味したものなのかがわかるファイル名に設定しよう。例えば、検索エンジンのアルゴリズムについて解説した画像であれば、「search-engine-algorithm.jpg」のようなファイル名にすべきだ。また、alt属性の設定も忘れてはいけない。何かしらの理由で画像が表示されない場合や、スクリーンリーダーを使用している場合に、alt属性に設定しているテキストが表示されるようになる。必ず設定しておこう。

    4−5.インデックス不要なページはnoindexを記述する

    インデックス不要なページにはnoindexを記述しよう。
    例えばサイトに低品質なページが多数存在する場合だ。それらのページに引っ張られて良質なページの検索順位を下げることがある。低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。

    引用:良質なサイトを作るためのアドバイス
    私たちのデータでは、多数存在する低品質なページにnoindexを記述したことでサイト全体のアクセスが20%ほど増えた事例がある。なかなか順位の上がらないページは低品質ページである可能性が高いからnoindexの記述を検討した方が良いだろう。

    また、低品質でなくとも以下のページはインデックスさせる必要がない。 HTMLサイトマップのページ 404エラーページ CMSによって自動生成される雑多なタグページやカテゴリーページなど これらのページもnoindexを記述しておこう。 補足 よく、meta description(メタディスクリプション)はSEOに効果的なのか?という質問をいただくが、直接的なSEO効果はないと考えて良いだろう。 Googleは「スニペットに表示される可能性があるから重要だ」と言っているだけに過ぎない。SEOではなく、ページ内容をユーザーに簡潔に伝えるためのものでしかない。ただし、ページのクリック率には少なからず影響を及ぼすから、適切な記載方法を知っておいて損はないだろう。

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