SEO対策の今昔物語

MAY 24 , 2015 • by Shin Murakami

SEO対策の今昔物語

2010年以前のコアアルゴリズムアップデート情報

2010年以前のコアアルゴリズムアップデートをまとめると、下記のようになります。

2000年9月Google検索サービスの開始
2003年2月ボストンアップデート(Boston Update)
2003年4月カサンドラアップデート(Cassandra Update)
2003年5月ドミニクアップデート(Dominic Update)
2003年6月エスメラルダアップデート(Esmeralda Update)
2003年7月フリッツアップデート(Fritz Update)
2003年11月フロリダアップデート(Florida Update)
2004年1月オースティンアップデート(Austin Update)
2004年2月ブランデーアップデート(Brandy Update)
2005年1月ノーフォローアップデート(Nofollow Update)
2005年6月パーソナライズド検索(Personalized Search)開始
2005年10月グーグルローカル(Google Local)導入
2005年12月ビッグダディアップデート(Big Daddy Update)
2007年5月ユニバーサル検索(Universal Search)導入
2009年2月カノニカルタグアップデート(Canonical Tag Update)
2009年12月パーソナライズドサーチアップデート(Personalized Search Update)
2010年6月カフェインアップデート(Caffeine Update)
2011年2月パンダアップデート(Panda Update)重要
2011年11月フレッシュネスアップデート(Freshness Update)
2012年4月ペンギンアップデート(Penguin Update)重要
2012年5月ナレッジグラフ(Knowledge Graph)導入
2012年8月パイレーツアップデート(Pirate Update)重要
2012年9月イグザクトマッチドメインアップデート(Exact Match Domain Update)
2013年6月ペイデイローンアップデート(Payday Loan)
2013年9月ハミングバードアップデート(Hummingbird Update)
2014年8月HTTPSをランキングシグナルに使用することを発表
2014年12月ベニスアップデート(Venice Update)重要
2015年3月ドアウェイアップデート(Doorway Update)重要
2015年4月モバイルフレンドリーアップデート(Mobile Friendly Update)重要
2016年5月リッチカード導入(Rich Cards)
2016年9月AMP正式導入
2017年2月日本語独自のアルゴリズム改善を発表
2017年3月フレッドアップデート(Fred Update)
2017年4月アウルアップデート(Owl Update)
2017年12月医療健康アップデート重要
2018年3月コアアルゴリズムアップデート
2018年7月スピードアップデート(Speed Update)重要
2018年8月コアアルゴリズムアップデート
2019年3月コアアルゴリズムアップデート
2019年6月The June 2019 Core Update
2019年9月September 2019 Core Update
2019年10月BERTアップデート(BERT Update)
2019年11月Nov. 2019 Local Search Update
2020年1月January 2020 Core Update重要
2020年8月インデックスシステムの問題が検出
2020年12月The December 2020 Core Update

Googleは検索サービスを開始してから、定期的にアルゴリズムをアップデートし、ユーザーの利便性向上に取り組んでいます。 続いて、2011年以降の特に重要なコアアルゴリズムアップデートについてご紹介していきます。

2011年2月:パンダアップデート(Panda Update)

パンダアップデートとは、コンテンツの質にフォーカスしたアップデートで、低品質なサイトの評価を下げ、高品質なサイトを上位表示するようになったアップデートです。パンダアップデートより前は、低品質なコンテンツのサイトが検索結果の上位に表示されていました。低品質なコンテンツはユーザーにとって無益であり、Googleを利用するユーザーの減少につながります。この問題を解決するためにGoogleは、低品質なサイトの評価を下げ、ユーザーファーストなサイトが上位に表示されるようにパンダアップデートを実施しました。

コンテンツの自動生成
無断複製されたコンテンツ
適切でない広告を含むサイト
低品質なサイトの評価を下げることで、高品質なサイトが上位表示されるようになっています。

パンダアップデート
2011年11月:フレッシュネスアップデート(Freshness Update)

フレッシュネスアップデートは、より最新の情報が検索結果に表示されるようになったアップデートです。フレッシュネスアルゴリズムの導入により検索全体の約35%が影響を受けたとされています。ただし、最新の情報であればどんなキーワードにおいても検索の上位に表示されるというわけではありません。あくまで「このキーワードの検索結果においては最新の情報が求められる」とGoogleが判断した場合に適用されます。
Googleは、以下の3つのような場合にこのアルゴリズムが適用されるとしています。

  • 最新の出来事や注目のトピック
  • 定期的に発生するイベント
  • 繰り返し更新されるもの
  • 検索がよりタイムリーに|Google Japan Blog 最近の出来事や注目のトピックは、「東京 都知事選」など、新聞の一面に載るようなニュースが該当し、数分前~数時間前の新しい情報が表示されます。また、「東京マラソン」や「ミッドタウン クリスマス」などの定期的に発生するイベントでは、最新の情報が表示されます。これは、過去のイベントの情報よりもイベントの最新情報を知りたいと思うユーザーが多いためです。
    他にも、定期的ではないものの、「大河ドラマ 視聴率」「スマートフォン 日本 市場規模」などの繰り返し更新される情報でも適用されます。以前から最新のコンテンツのインデックス登録自体は可能になっていたものの、フレッシュネスアルゴリズムによって、より最新の情報のインデックス登録が可能になりました。

    2012年4月:ペンギンアップデート(Penguin Update)

    ペンギンアップデートは、主に外部リンクに焦点をあてたアップデートです。ペンギンアップデート以前は、外部サイトからのリンクが多いサイトほど信頼性が高いと判断され、評価される傾向にありました。そのため、外部リンクを購入したり、外部リンク用に大量のサイトを生成したりと、ユーザーファーストでないサイトが上位表示されていました。
    そこでGoogleは、アップデートを行い、外部リンクを貼り付けただけのユーザーにとって有益ではないサイトの評価を下げました。そうすることで、質の高いサイトを評価し、検索順位を上げようとしました。
    ペンギンアップデートは、2012年4月以降合計で7回の更新が行われており、ペンギンアップデート4.0以降では、常に自動でアップデート(リアルタイム化)されるようになりました。

  • 2012年4月 ペンギンアップデート1.0 実施
  • 2012年5月 ペンギンアップデート1.1 実施
  • 2012年10月 ペンギンアップデート1.2 実施
  • 2013年5月 ペンギンアップデート2.0 実施
  • 2013年10月 ペンギンアップデート2.1 実施
  • 2014年10月 ペンギンアップデート3.0 実施
  • 2016年9月 ペンギンアップデート4.0 実施
  • ペンギンアップデートについては、関連記事で詳しく解説しています。 Googleのペンギンアップデートを詳しく解説!~ペナルティを受けないサイト作りに必要なこと~

    2012年5月:ナレッジグラフ(Knowledge Graph)導入

    Googleは2012年5月に「ナレッジグラフ」の導入を発表し、米国版から順次検索結果に反映されるようになりました。ナレッジグラフは、検索キーワードに関する情報を、検索結果画面上のボックス内に表示する機能です。検索キーワードに応じて、関連情報を表示します。「東京タワー」を例に実際に表示されているナレッジグラフを確認してみましょう。
    ナレッジグラフ
    「東京タワー」では、通常の検索結果に加えて所在地や営業時間、口コミなどが表示されました。ナレッジグラフは、検索結果上にビジュアルとして表示できるため、インパクトの強さから認知度向上が期待できます。ナレッジグラフの表示方法や設定などについては、関連記事で詳しく解説しています。ナレッジグラフとは?Googleの検索結果にナレッジグラフカードを表示させる方法

    2012年8月:パイレーツアップデート(Pirate Update)

    2012年8月に導入されたアップデートでは、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に則り、著作権侵害を行ったサイトが対象になりました。「著作権を侵害する」という意味を持つパイレーツ(Pirate)から、パイレーツアップデートと呼ばれています。 An update to our search algorithms|Google Inside Search
    このアップデートにより、著作権侵害の申請が多いサイトは大きな影響を受けました。当たり前のことですが、他人のコンテンツを無断使用するなどの所謂コピーコンテンツは違法行為ですので、絶対にやめましょう。
    2014年10月に2回目のパイレーツアップデートが行われ、更なるアルゴリズムの改良が行われました。 パイレーツアップデートより前は、コンテンツを作成しているユーザーの権利が守られていない状況でした。ひとり、または複数名でサイト運営をしていると、無意識のうちに侵害してしまっていたという場合もあり得ますので、必ずGoogleのLegal ヘルプ「著作権とは」を確認しておくようにしましょう。

    2012年9月:イグザクトマッチドメインアップデート(Exact Match Domain Update)

    イグザクトマッチドメインアップデートは、品質の低い完全一致ドメインの評価を下げるアップデートです。 完全一致ドメインとは、検索キーワードがそのままドメイン名になっていることを指します。例として挙げると、「イグザクトマッチドメインアップデート」のキーワードなら、「exactmatchdomainupdate.com」が完全一致ドメインにあたります。
    イグザクトマッチドメインアップデートは当初英語検索版のみ適用されていましたが、その後日本語を含む各言語版の検索エンジンにも適用されています。それまで完全一致ドメインはSEOの面から有利とされていました。
    イグザクトマッチドメインアップデートによって、完全一致ドメインであるという理由で上位表示されていたサイトが、評価されにくくなりました。しかし、完全一致ドメインである全てのサイトの評価が下げれられたわけではなく、ユーザーファーストではない低品質の完全一致ドメインサイトが対象となっています。

    2013年6月:ペイデイローンアップデート(Payday Loan)

    ペイデイローンアップデートは、ローンやクレジット関連、アダルトやポルノ関連のキーワードにおいて、検索上位表示のために過剰なスパムなどを実施していたサイトの評価を下げるためのアップデートです。ペイデイローンアップデートは、Googleが正式に発表している名称ではなく、即日ローン(Payday Loan)などのキーワードを対象に実施されたことから付けられた通称です。ペイデイローンアップデートは、過去3回実施されています。

  • 1.0:2013年6月11日
  • 2.0:2014年5月20日
  • 3.0:2014年6月12日
  • ペイデイローンアップデートの対象となるのは、不正な手法を使っていたサイトや特定の検索キーワードなため、影響は限定的となっています。

    2013年9月:ハミングバードアップデート(Hummingbird Update)

    2013年9月にGoogleは、検索アルゴリズム「ハミングバード(Hummingbird)」を導入しました。このハミングバードアルゴリズムが導入されたことを、ハミングバードアップデートと呼んでいます。ハミングバードアップデートによって、会話型の検索クエリに対して、より適切で関連性の高いコンテンツが検索結果に表示されるようになりました。
    例えば、ハミングバード以前であれば「家から一番近いコンビニは?」という検索クエリに対し、検索エンジンは「近い」「コンビニ」という単語のみを認識し検索結果を返していました。しかしアップデート後はユーザーが「近くのコンビニを探している」という意図を汲み取り、検索結果を表示します。この場合、家の位置をGoogleに共有しておくと、登録した位置から近いコンビニを表示してくれるようになります。
    ハミングバードアップデートによって、よりユーザーの要求にマッチしたページを検索結果に表示できるようになりました。
    ハミングバードについては、関連記事で詳しく解説しています。
    新しい検索アルゴリズム「Hummingbird(ハミングバード)」の導入

    2014年8月:HTTPSをランキングシグナルに使用することを発表

    2014年8月にGoogleは、HTTPS をランキング シグナルに使用することを発表しました。これ以降、HTTPから始まるサイトではアドレスバーに警告が表示されるようになり、HTTPSを使っているサイトは、HTTPのサイトよりも評価が上がるようになりました。この発表以降、GoogleはHTTPSに関する対応を段階的に行っていきました。

    2017年1月:Google Chrome56から、パスワードやクレジットカード番号を入力するフォームがあり、なおかつSSL暗号化がされないページの場合はアドレスバーへの警告表示を開始
    2017年10月:Google Chrome62から、入力フォームがありなおかつSSLによる暗号化が行なわれていない全てのページで、アドレスバーへの警告表示を開始
    2017年12月:Google Chrome63から、FTP接続の際に警告表示を開始
    2018年2月:Google Chrome 68(2018年7月リリース)から、すべてのHTTPサイトで警告を表示すると発表

    Googleは年々SSL化を重視する姿勢を強化しており、ユーザーの通信が暗号化され安全にインターネットの利用ができる環境づくりに注力しています。サイトのSSL化の方法については、関連記事で詳しく解説しています。【SSL化を急げ!】Chrome 68にて非SSL化のHTTPサイトは常に警告が表示されるように SSL化の対応方法など

    2014年12月:ベニスアップデート(Venice Update)

    ベニスアップデートでは、ユーザーの位置情報が検索結果に反映されるようになりました。
    例えば、「ラーメン」というキーワードで検索した際、東京で検索すると東京にあるラーメン屋、福岡で検索すると福岡にあるラーメン屋が検索結果に表示され、検索結果が異なります。
    このアップデートでは、以下のようなキーワードで影響があったと考えられます。

  • 美容室・エステ等 美容業
  • 居酒屋等 飲食業
  • 弁護士・税理士等 士業
  • その他にも地域性の高いキーワードで大きな影響がありました。
    アメリカでは、2012年2月に発表されていましたが、日本には2014年12月頃から変動が発見されています。Search quality highlights: 40 changes for February|Google Inside Search
    ベニスアップデートでの対応については、関連記事で詳しく解説しています。
    ベニスアップデートで対応必須!今行うべき3つのローカルSEO

    2015年3月:ドアウェイアップデート(Doorway Update)

    Googleは、2015年3月に「誘導ページ」(Doorway Pages : ドアウェイページ)を対象とした検索エンジンのアップデートを行ったことを発表しました。
    誘導ページは、特定のサイトへ誘導や資料請求等などを目的に作成されたページ群のことです。
    誘導ページには、次のようなものが挙げられます。

  • 特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数持ち、それらのドメインから 1 つのページにユーザーを誘導するもの
  • サイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内することを目的として生成されたページ
  • サイト内における階層が明確に定義されていないため構造としては検索結果の一覧に近い、内容が類似する複数のページ
  • 誘導ページであると判断されるケースについて、Googleウェブマスター向け公式ブログ内で紹介されているので、ご紹介します。

    例1:品質の低いコンテンツに、ある特定のサイトへのリンクを追加しただけのブログを複数作り、ユーザーを誘導しているケースです。
    例2:地名以外ほぼ同一の誘導ページを大量に生成しているケースです。どの地域のページを見ても、資料請求フォームなどは同じものが用意されていることなどが特徴です。
    こうしたページでは、その地域ごとに特化した有用な情報はほとんど提供していないため、誘導ページと判断される可能性は高いと言えるでしょう。
    引用元:誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です

    ドアウェイアップデートについては、関連記事で詳しく解説しています。誘導(ドアウェイ)ページアップデートに見る正攻法的SEO対策の重要性

    2015年4月:モバイルフレンドリーアップデート(Mobile Friendly Update)

    モバイルフレンドリーアップデートは、スマートフォンで見やすくて使いやすいページの掲載順位を引き上げるアップデートです。モバイル利用者の増加により、PC検索をモバイル検索が上回ったため、モバイルでの利便性向上が求められるようになりました。
    モバイルフレンドリーアップデートの影響は、「モバイル端末」での「ページ単位」の検索時の順位に影響を及ぼします。しかし、モバイルフレンドリーにしたら確実に順位が上がるというわけではないので、注意が必要です。
    2015年4月にアルゴリズムとして導入されましたが、2016年5月からより強化することが発表され、これまで以上にモバイルフレンドリー対応が重要視されるようになりました。
    モバイルフレンドリーアップデートについては、関連記事で詳しく解説しています。
    【重要】モバイルフレンドリーアルゴリズムが2016年5月よりアップデート

    2016年5月:リッチカード導入(Rich Cards)

    Googleは2016年5月からリッチカードを英語の検索結果に表示できるようになったことを発表しました。
    Introducing Rich Cards|Google Webmaster Central Blog
    日本で導入されたのは、2017年3月からです。リッチカードとは、検索結果の上位に画像や動画を表示する機能です。
    例えば、「カレーライスのレシピ」と検索すると、以下のように表示されます。 Rich Cards 日本では、レシピ、映画、飲食店の3つが導入されました。 リッチカードを設定するには、構造化データをマークアップする必要があります。 構造化データについては、関連記事で詳しく解説しています。 【初心者向け】構造化データとは?メリット・書き方・種類・ツールまとめ

    2016年9月:AMP正式導入

    Googleは2016年9月からAMP規格に対応したページの表示を開始しました。 英語圏から先駆けて開始され、日本には約1ヵ月遅れの10月から正式展開されています。 AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、GoogleとTwitterが協同でモバイルページの表示速度を改善するためのオープンソースプロジェクトです。 Search results are officially AMP’d|Google公式サイト 「AMP」という言葉は、プロジェクト名だけでなく、団体が発表している「AMP HTML」というフレークワークを指している場合もあります。 AMPを導入することで、ページが高速で表示され、ユーザーの利便性向上につながります。 また、ユーザーの利便性が高まることで、サイトの回遊率の向上や離脱率の上昇を抑えることにもつながります。 AMPを導入することが検索順位の上昇に直接つながるわけではありませんが、ユーザーの利便性が向上することは、プラスの評価になります。 AMPの設定方法などについては、関連記事で詳しく解説しています。 【AMP】Googleが推進するAMPとは?概要と対応方法まとめ

    2017年2月:日本語独自のアルゴリズム改善を発表

    Googleは2017年2月に、日本語検索の品質を高めるために、日本限定でアルゴリズムの更新の発表を行いました。

    2016年末に、キュレーションメディアのコピーコンテンツが問題となりました。 また、問題となったキュレーションサイトが検索エンジンに最適化され、多数のキーワードで上位表示されたことで、検索結果の信頼性が疑われてしまう状態でした。

    Googleはこの状況を問題視し、異例となる日本語検索のみでのアルゴリズム更新を発表しました。 このアルゴリズム更新以降、公開した記事の内容が正しいか、コピーコンテンツを流用していないかへの対応が、これまで以上に求められるようになりました。

    2017年3月:フレッドアップデート(Fred Update)

    2017年3月に比較的規模が大きい順位変動があり、通称「フレッドアップデート」と呼ばれています。 Googleが公式に発表しているアップデートではありませんが、Googleの社員が「品質ガイドラインに書いてあることを対象にした」と言及しています。 フレッドアップデートでは、以下の特徴を持つサイトが大きな影響を受けています。

  • ユーザーに広告をクリックしてもらうために、過度に広告を掲載しているサイト
  • 独自コンテンツがない、正確な情報でないサイト
  • 広告を過度に掲載し、とにかく収益を目的としているサイトやコピーコンテンツ、自動生成の記事ばかりのサイトは、大きく影響を受けました。
  • フレッドアップデート以降、より品質に関するガイドラインが重要視されるようになっています。
    ウェブマスター向けガイドライン

    2017年4月:アウルアップデート(Owl Update)

    2017年4月26日にGoogleがコアアルゴリズムの更新を発表しました。このアップデートは、Google社内で「アウルプロジェクト」と呼ばれていたことから、アウルアップデートと呼ばれています。アウルアップデートは、フェイクニュースが検索結果に表示され、間違った情報がユーザーに届くのを防ぐために行われました。このアップデートでは、以下の3つが行われました。

  • 「検索品質評価者ガイドライン」の改訂
  • ランキングシグナルの再調整(アルゴリズムアップデート)
  • フィードバックのためのツール導入
  • 検索品質評価者ガイドラインとは、Googleが検索結果が正しいかを人為的に確認する際に利用されるものです。
    アルゴリズムは自動化されていますが、人為的にしか確認できない場合もあります。その場合、検索品質評価者ガイドラインが用いられます。また、フィードバックのためのツールが導入され、これまでよりも検索結果で目立つようになっています。アウルアップデート以降、正確な情報や有用な内容を記載するといったSEO対策以前の対応が求められるようになっています。

    2017年12月:医療健康アップデート

    Googleは、2017年12月に日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。医療健康アップデートにより、医療従事者や専門家、医療機関等から提供され、より信頼性の高い情報が上位表示されるようになっています。医療健康アップデートでは、医療・健康に関連する検索のおよそ60%に影響するとされ、今後は医療や健康の分野だけでなく、継続的に検索の改善に取り組むものとされています。
    医療や健康に関連する検索結果の改善について|Googleウェブマスター向け公式ブログ 具体的には、YMYL(Your money or Your life)と呼ばれ、「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」を指します。YMYLはGoogleが検索の評価基準をまとめた「検索品質評価ガイドライン」の項目の一つです。YMYLに該当するジャンルは、ユーザーの生活や健康に直接影響を与えるジャンルであるため、Googleは信頼性を重視しています。
    医療や健康に関連する検索結果の改善について|Googleウェブマスター向け公式ブログ

    2018年3月:コアアルゴリズムアップデート

    Googleは、2018年3月上旬にコアアルゴリズムのアップデートがあったことを発表しました。
    Googleは検索結果の改善のために常にアルゴリズムの変更を実施しており、年に数回ほど広範囲に渡るアップデートを行っています。また、Googleはアップデートへの対策として、すばらしいコンテンツを構築し続けることを推奨しています。

    2018年7月:スピードアップデート(Speed Update)

    Googleは、2018年7月に「スピードアップデート」の導入を発表し、モバイルページのページスピードがランキング要素になりました。Googleは以前からページスピードを重視しています。2010年には、ページスピードが順位決定のアルゴリズムの要素になると発表しました。ページスピードが遅いと、ユーザーの離脱や滞在時間が短くなる原因となってしまうため、Googleはページスピードを重視しています。
    しかし、Googleはページスピードの基準については発表しておりません。そのため、自社サイトと競合サイトとでの比較などを行い、自社サイトのスピードを判断する必要があります。
    【Google】新アルゴリズム「スピードアップデート」がついに開始!ページスピードがより重要に

    2018年8月:コアアルゴリズムアップデート

    Googleは、2018年8月に広範囲なコアアルゴリズムアップデートを実施したことを発表しました。
    今回のアップデートでは、これまでのアップデートに続いて、YMYLページで大きな影響を及ぼしたと推測されています。

    2019年3月:コアアルゴリズムアップデート

    Googleは、2019年3月に広範囲なコアアルゴリズムアップデートを実施したことを発表しました。毎年数回実施されるもので、アップデートに関するガイドはこれまで発表しているものと同じと伝えています。

    2019年6月:The June 2019 Core Update

    Googleは、2019年6月3日よりコアアルゴリズムアップデートのロールアウトの開始を発表しました。これまでGoogleは、コアアルゴリズムアップデートを実施後に告知することが多かったのですが、2019年6月のコアアルゴリズムアップデートでは事前に告知を行いました。
    事前告知については、これまで事前に告知してほしいという要望が多かったため、要望を反映した結果となります。事前に告知をしているからといって、規模や影響の大小には関係ないことに注意が必要です。【Google】2019年6月3日、コアアルゴリズムアップデートを実施

    2019年9月:September 2019 Core Update

    Googleは、2019年9月24日(米国時間)にコアアップデートを実施したことを発表し、数日以内にロールアウトが完了すると伝えました。

    2019年10月:BERTアップデート(BERT Update)

    Googleは、2019年10月25日にBERTアップデートをアメリカでの英語検索で展開したことを発表しました。その後、2019年12月10日に日本語を含む70言語以上のGoogle検索で実施したことを発表しています。BERTとは、BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)の略称で、人工知能(AI)を用いた自然言語処理技術の一種です。BERTによって、検索キーワードのニュアンスや文脈を理解することが可能になり、検索キーワードに対してより関連性の高い検索結果を表示できるようになりました。

    具体例として、2019年10月25日にGoogleが公開している「Understanding searches better than ever before」より、「2019 brazil traveler to usa need a visa」という検索を行ったケースをご紹介します。 正式には「2019年ブラジルからアメリカへの旅行者はビザが必要」という意味ですが、アップデート以前はアメリカからブラジルに旅行すると解釈し、アメリカからブラジルへの旅行の際のビザについて検索結果を表示していました。 しかし、BERTアップデート後は、ブラジルからアメリカへの旅行に関するコンテンツが検索結果に表示されるようになりました。 BERTアップデート以降は、キーワードの組み合わせではなく、ユーザーの潜在ニーズに対応した検索結果を表示するようになっています。 Understanding searches better than ever before|Google公式サイト

    2019年11月:Nov. 2019 Local Search Update

    Googleは11月初旬に、ローカル検索にニューラルマッチングを採用したことを発表しました。
    ニューラルマッチングとは、検索キーワードが含まれていなくても検索キーワードの意図を理解して、対象となるページを表示してくれる機能です。BERTアップデートでウェブの検索結果にはニューラルマッチングが採用されていましたが、ローカル検索はNov. 2019 Local Search Updateで採用されるようになりました。

    2020年1月:January 2020 Core Update

    January 2020 Core Updateは、YMYL領域のキーワードで順位変動の幅が大きかったアップデートです。Googleは2020年1月14日から行われていたコアアルゴリズムアップデートのロールアウトが2020年1月16日にほぼ完了したことを発表しました。
    YMYL領域では、E-A-Tが重視されています。E-A-Tとは、下記3つの頭文字を取ったものです。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)
  • Googleが検索品質評価ガイドラインの中で使用している単語です。
    YMYLやE-A-Tについては、関連記事で詳しく解説しています。SEO対策が重要なコンテンツの概念「YMYL」とは?

    2020年5月:The May 2020 Core Update

    The May 2020 Core Updateは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行してから初めてのアップデートです。Googleは2020年5月4日よりコアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始し、2020年5月19日にロールアウトが完了したことを発表しています。近年のコアアルゴリズムアップデートではYMYL領域のジャンルのキーワードに大きな順位変動があり、これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が大きいと考えられます。
    関連記事:【Google】2020年5月4日にコアアルゴリズムアップデートを開始

    2020年5月:Core Web Vitals(コアウェブバイタル)を発表

    2020年5月にGoogleは、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)を2021年以降の検索のランキング要因として取り入れることを発表しました。Web Vitalsはユーザが検索エンジンを心地よく使うために重要な共通シグナルで、以下の3つの要素を重視しています。

  • 読み込み時間
  • インタラクティブ性
  • ページコンテンツの視覚的な安定
  • Core Web Vitalsは、上記3つの要素を数値化するための指標としてGoogleが設定したものになります。

  • LCP(Largest Contentful Paint):ページの表示速度を測る
  • FID(First Input Delay):ユーザーとの対話性を測る
  • CLS(Cumulative Layout Shift):コンテンツの移動を示す
  • Core Web Vitals(コアウェブバイタル)については、関連記事で詳しく解説しています。
    【Google】ユーザー体験を向上させるための「Core Web Vitals」がランキング要因に!2021年5月から、Core Web Vitalsの各指標がランキング要因になることが正式発表されています。
    【Google】2021年5月からCore Web Vitalsがランキング要因になると発表!

    2020年8月:インデックスシステムの問題が検出

    2020年8月11日早朝からGoogle検索にて大きな順位変動が見られ、Googleのインデックスシステムの問題であったことが判明しました。当初はGoogleからの公式発表がなく、コアアルゴリズムアップロードなのかバグなのかわからない状況でした。指名キーワード(ブランドワード)でこれまで1位に表示され続けていた公式サイトの順位が下落したり、今まで出現しなかったようなサイトが上位にランクインしているなどの現象が起きていましたが、2020年8月11日15時頃にはほとんどのキーワードで順位が戻りました。インデックスシステムの問題による順位変動については、関連記事で詳しく解説しています。
    【Google】2020年8月11日の大幅な順位変動について!インデックスシステムの問題が検出

    2020年12月:The December 2020 Core Update

    Googleは米国時間の2020年12月3日(日本時間の12月4日未明)にコアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始すると発表しました。このアップデートはThe December 2020 Core Updateと呼ばれ、これから1~2週間かけてアップデートが適用されていきます。コアアルゴリズムアップデートは、2020年5月以降7か月ぶりに実施されました。欧米でのクリスマス商戦、日本での年末年始の消費活動に影響を及ぼすと考えられます。

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