ブログとSNSの違いについて

MAY 24 , 2015 • by Shin Murakami

ブログとSNSの違いについて

それでは、そもそもブログとは何なのでしょうか?
ブログとは、ウェブログ(Web Log)の略です。ウェブサイトに記録(ログ)するから、ウェブログ(Web Log)。略してブログ。
日本では2002年頃から少しずつ話題になり、2004年頃から一気に流行り始めました。懐かしい話ですが「眞鍋かをりのココだけの話」が大人気となり、眞鍋かをりはブログの女王とか言われていましたね。見事な文才で彼女は天才だと思っています。今人気の辻ちゃんや、ももさん等と違い、芸能人であるにも関わらず、文章の魅力で勝負できる数少ない芸能人ブロガーです。自分を引き立たせる表現、世界観の演出など、ブロガーとして完璧な存在なので、女性コンサルタント、セラピスト、カウンセラー等々の方々は必見です。彼女のブログ(特に2011年あたりの書きっぷり)は学ぶべきブログだと思います。

少し話が逸れました…
ブログとは情報発信ありきのメディアで、通常のウェブサイトと同様、『発信』の色が濃く、情報量も多い性質があります。 ビジネス的な視点で考えると、不特定多数の人に、十分な量の情報を、広く発信することができる個人メディアと言えます。
対してSNSとは何か?
SNSは Social Networking Service の略で、人と人とをつなぎ、コミュニケーションを楽しむためのサービスです。 基本的には知り合い、友達とのつながりを持ちブログのように個人の発信ありきのものではなく、会話に近いコミュニケーションが特徴です。

ブログはストック型メディア、SNSはフロー型メディアという特性の違いがある。それぞれの特徴を捉えたところで、実際に違いを見ていきましょう。 まず、ブログはストック型のメディアであり、主なSNSはフロー型メディアであるということ。主なSNSはフロー型と呼ばれ、投稿した記事は、時間の経過と共にフィードの下へ下へと流れて行き、いつかその記事はフィード上から姿を消してしまいます。また、投稿した記事へ検索エンジンからアクセスすることは、ほぼできません。
ところが、ブログに投稿した記事は、Web上にずっと残り続けます。つまり記事がストックされ続けるのですね。そして、検索エンジンにもヒットするため、仮に1年前、2年前に書いた記事であっても、需要のある記事であれば、何度も読み返されることがあります。実際にこのブログも、1年近く前に書いた記事が未だに人気記事だったりします。

このように、過去の記事が生き残るということは、記事の数を積み重ねる程、それは資産となっていくわけです。これがブログの強みです。対するSNSですが、投稿記事がドンドンと消えていってしまう分、一瞬の拡散力は強力です。

メディアの特性を理解した上で活用することが大切

この違いを見ていただくと、冒頭にあった質問の『毎日Facebookに投稿しているのに、一向にお客さんが増えないんです!』 この発想そのものが、メディアの特性を理解していない発言ということがよくわかると思います。
繰り返しますが…FacebookはSNSの範疇にある存在であり、フロー型メディアです。
ストックされない場所でいたずらに数を追っても効果は望めません。その行為そのものが間違い。FacebookやTwitterのようなフロー型メディアは、情報の拡散や、顧客、見込み客とのコミュニケーション(関係性構築)に使うべきで、たくさん投稿したところで、そのメディアの特性を活かすことはできないのです。逆にストック型メディアであるブログは、コンテンツが積み重なること(良質な…という前提が付きますが)で資産となります。
Webのビジネス活用の理想形は、

  • ストック型メディアで良質な記事を積み上げ、検索アクセスを増やす
  • ・SNSで口コミ(拡散)を起こし、アクセスを増やす
  • ・SNSでのコミュニケーションを通じて関係性を深める
  • このような活用形態が望ましいですね。メディアの特性を理解した上で活用することが大切なのです。

    各SNSの特徴

    SNSには、それぞれ異なる個性があります。どのSNSに入るかによって、猛烈にエンジョイできる場合もあれば、ストレスにしかならない場合もあります。自分の好みや目的に合ったSNSを選ぶことが大切です

    今現在多くの人に使われているSNSが、それぞれどんな人に向いているかを下記にまとめてみました。

  • Twitter・・・140文字しかつぶやけないので、短文で表現したい人や交流したい人に。短文の情報共有を中心にしたプラットフォームで、速報性やタイムリーな情報が魅力です。ニュース、トレンド、専門家の意見など、幅広い情報を手軽にキャッチすることができます。また、ハッシュタグを利用して特定のトピックに関する話題を探索するのも一つの特徴です。
  • Facebook・・・実名登録なので、同窓生やリアルな友人知人と交流したい人に。長文の投稿や写真、動画のシェアが可能で、家族や友人とのプライベートなコミュニケーションを重視したプラットフォームです。グループ機能やページ機能を活用することで、趣味やビジネス、地域情報など、さまざまなコンテンツを共有・探索することができます。
  • LINE・・・基本は一対一のやりとり、たまにグループでやりとり、がしたい人に。日常的なコミュニケーションを手軽に楽しむことができるメッセージアプリで、スタンプや絵文字を用いた表現が人気です。また、公式アカウントを通じて、企業や有名人とのコミュニケーションも楽しめます。
  • Instagram・・・自分の撮った写真を見てもらいたい人、写真を通じて交流したい人に。写真や動画を中心としたコンテンツシェアリングプラットフォームで、ビジュアルな表現が求められます。ストーリーズ機能やIGTVを利用することで、さまざまな角度からのコンテンツ発信が可能です。また、インフルエンサーやブランドとのコラボレーションが盛んです。
  • mixi・・・コミュニティが豊富なので、同じ趣味を持つ人と出会いたい人に。日本独特のSNSで、コミュニティや日記の機能を中心にしています。過去の栄光を思い返すと、特定の趣味や興味を共有するユーザー同士のコミュニケーションが非常に盛んでした。
  • SoundCloud・・・自作曲を公開したい人に。音楽を中心としたコンテンツプラットフォームで、アーティストやクリエイターが自作の楽曲やポッドキャストをアップロードし、リスナーと直接コミュニケーションを取ることができます。新しいアーティストの発掘や、既存のアーティストの新曲リリースなど、音楽の最前線を知るためのプラットフォームとしても利用されています。
  • それぞれのSNSには、独自の特徴や利用シーンがありますので、自分の目的や好みに合わせて選択することが重要です。

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